梅原正紀 著 定価 2,200円+税
国家権力に対抗して「ゲリラ戦」を展開した知る人ぞ知る5人の男たちの行状、手法、思想を絶妙のタッチで描き出した出色の評伝を新装版として完全復刻。
行き詰まりの様相を見せる現代によみがえった「破天荒にして不遜」な男たちの斬新にして興味津々の「ゲリラ戦記」
国家とゲリラ戦を繰り広げた5人の男たちの傑作評伝
本書に登場する5人は、決して教科書に載ることのない人物である。なぜか。それは次のような特徴を持った男たちだったからである。
●本書に登場する5人は、性表現を媒介として自由を求めた点で共通している。
●そして、自由を求める彼らの行為は、自ずと反権威・反権力の立場にいやおうなく立たすこととなった。
●大筋において彼らは個人の力量・手腕のもと、自由を抑圧してくる国家の暴力に対峙した。
●国家という名の組織暴力に個人が対抗していく場合、ゲリラ戦的様相を帯びてくるのは当然の成行きである。正攻法で勝てるわけがないからだ。
●本書に登場する人物は「ハミダシ人間」である。「ハミダシ人間」が奇人化するのは、これまた当然の成行きである。
●国家の側からみれば、「奇人」は「危人」ということになる。せっかくつくりあげた秩序をゆさぶる危険人物だからである。
その5人とはすなわち、
宮武外骨――過激と猥褻の人
伊藤晴雨――非体制の責め絵師
小倉清三郎――性の求道者
高橋鐵――教祖型の性ジャーナリスト
梅原北明――好色型反骨派の猥本屋
である。
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