新刊『無思考国家』が「きっこのメルマガ」で紹介されました

日本のネット言論の先駆けであり、ブログ界きっての論客として知られるきっこさんが『無思考国家 だから二ホンは滅び行く国になった』のレビューを執筆して下さいました。以下は『きっこのメルマガ 第169号』 で配信されたものですが、ご厚意により弊社HPでの転載を許可して頂いた次第です。この場を借りまして、筆者、広報担当共々、きっこさんに厚く御礼を申し上げます。

以下、『きっこのメルマガ』掲載文より

【ブックレビュー】

あたしの尊敬している社会学作家、秋嶋亮さんの新刊『無思想国家』(白馬社)が、5月25日に上梓されました。秋嶋さんのご著書には、毎回のように驚かされますが、今回はすべての面において、過去最高と言っても過言ではないほどの衝撃を受けました。しかし、それは既定路線だったようです。

秋嶋亮さんのご著書は、以前、このコーナーで紹介した『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』(白馬社)という人気シリーズもお馴染みですが、実は、今回の『無思想国家』は、この人気シリーズの集大成として刊行された新刊なのです。そのため「だからニホンは滅び行く国になった」という副題が添えられており、秋嶋さんご自身も「まえがき」の冒頭で「シリーズの総括として刊行」と明言しています。

しかし、その編集形態は、シリーズとは大きく異なります。これまでのシリーズは、あたしたちが直面している数々の社会問題を1ページ1テーマで取り上げ、すべて300文字以内で簡潔に解説した上で、その問題の奥に潜む本当の問題点を可視化するという、一読で理解できる読者視点の編み方をしていました。しかし、今回の『無思想国家』は「対話形式」なのです。

白馬社編集部が聞き手となり、基本的には秋嶋さんが質問に答えるというスタイルをベースに、様々な社会問題を掘り進めています。短いセンテンスによるリズム良い応答の連続なので、一問一答とは違って、何層にも折り重なった複雑な問題も、タマネギを一枚一枚剥いて行くように解き明かしています。そして最後には、個々の問題の全容と本質が見えて来るのです。

『無思想国家』は、第1章「日本の暗黒化が止まらない」、第2章「直視すべき過去と現在と未来」、第3章「無知を自覚しないという悪」、第4章「洗脳と調教の国家」、第5章「破局の時代に突入した」という5つの大きな章に分けられています。そして、第1章から第4章まではそれぞれ8話、第5章は6話という、各話が数ページの短い対話にまとめられています。あらゆる現象を語彙化して理解を促進させるという秋嶋さんの手法と、簡潔な受け答えが相まって、とても分かりやすくサクサクと読み進められました。

秋嶋亮さんの持ち味と言えば、膨大な資料やデータをもとに、世の中のカラクリの裏の裏まで明らかにしてしまう分析力と洞察力です。しかし、だからこそ、時には常人の想像力の及ばない突飛とも思える言説、一見、陰謀論とも思えるような言説に至ってしまうこともあります。

たとえば、今回の『無思想国家』の第1章の中には「知られざるナチスとワクチンの関係」という対話があります。著者名を知らせずに、このタイトルだけを聞かせた場合、たぶん何割かの人は「陰謀論なのでは?」と疑心暗鬼になると思います。しかし、実際に読んでみると、すべて事実のみを積み重ねるというシンプルな手法で、治験も終えていない新型コロナワクチンの接種を子どもにまで推し進めた為政者の目論見が、白日の下に晒されているのです。

秋嶋亮さんの新刊『無思想国家』(白馬社)は、今、あたしたちが向かい合っている数々の社会問題、ほぼすべての実体を明らかにしている必読書です。たとえば、あたしたちがこれほど苦しんでいる新型コロナも、自民党政権にとっては「渡りに船」なのです。自民党政権が新型コロナを利用して、さらなる搾取や支配を進めている事実が、理論立てて解説されています。

あたしは、この一冊を読み終えた時、これまで決して完成することのなかった脳内の複雑なジクソーパズルが、最後の1ピースまでピタリと嵌ったような、とてもスッキリした気分になりました。どの対話も「なるほど!」の連続で、頭の中の靄(もや)が晴れ渡りました。税別1700円ですが、倍以上の価値がある一冊なので、今夏の参院選に向けて、ぜひ一人でも多くの人に読んでほしいと思います。

【最新刊】無思考国家 だから二ホンは滅び行く国になった

秋嶋 亮

四六判 定価1870円(本体1700円+税10%)

「ニホンという滅び行く国生まれた若い君たちへ」シリーズの締め括りとなる作品です。

多国籍企業支配(グローバリゼーション)、政治談合、コロナ禍、ワクチン、原発事故、財政破綻、改憲など、我々が直面する喫緊の問題について、徹底的に検証しています。

おそらく日本を分析する書籍の中では最高レベルのものでしょう。過去作品には「解決策が記されていない」と批判が寄せられましたので、今回はマニフェスト形式で、具体的にどう対応すればいいのかソリューションを綴っています。また筆者の文章はとても難しいと言われていますが、本書は白馬社の編集者との対話文形式なので、とても読みやすく仕上がっております。

高齢者にも、未成年者にも、初心者にも、専門家にも、自信を持ってお薦めできる内容です。

目次

第1章 日本の暗黒化が止まらない

第2章 直視すべき過去と現在と未来

第3章 無知を自覚しないという悪

第4章 洗脳と調教の国家

第5章 破局の時代に突入した

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アマゾンの発売日は5月23日です。

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『きっこのメルマガ』で紹介されました

日本のネット言論の先駆けであり、ブログ界きっての論客として知られるきっこさんが『二ホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへOUTBREAK(アウトブレイク)―17歳から始める反抗するための社会学』のレビューを執筆して下さいました。以下は『きっこのメルマガ 第132号』 で配信されたものですが、ご厚意により弊社HPでの転載を許可して頂いた次第です。
この場を借りまして、筆者、広報担当共々、きっこさんに厚く御礼を申し上げます。

以下、『きっこのメルマガ』掲載文より

【ブックレビュー】

秋嶋亮著『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ~17歳から始める反抗するための社会学~アウトブレイク』(白馬社)

今回は、あたしも大ファンの社会学作家、秋嶋亮さんの人気シリーズ『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』(白馬社)の第3弾「17歳から始める反抗するための社会学」が刊行されましたので、紹介させていただきます。このシリーズは、4年前に刊行された第1弾「15歳から始める生き残るための社会学」が注目され、続く第2弾「16歳から始める思考者になるための社会学」で人気シリーズとなりました。

その秘密は、卓越した分析力と独自の視点を持つ秋嶋亮さんが、時代に沿ったディープなテーマを、1ページ1コンテンツという独特のスタイルで、読みやすく、分かりやすくまとめている点にあると思います。1コンテンツが150字から200字程度の短いセンテンスに簡潔にまとめられているので、読みやすいだけでなく、こちらの理解力も高まるのです。いろいろな比喩や言い回しを駆使して長々と説明されるよりも、要点だけを簡潔にまとめて提示されたほうが分かりやすいし理解しやすい。その具体例のような優れたシリーズです。

合計201のコンテンツは、どのページも「なるほど!」の連続で、普段から疑問に思っていた様々な社会的事象が、1つずつ解けて行きます。精密に章立てしてあり、一定の法則に従って編まれていますが、1ページ1ぺージが独立したコンテンツでもあるため、仕事の空き時間などにパッとひらいたページを読む、という楽しみ方もあります。特に今回の第3弾「17歳から始める反抗するための社会学」は、新型コロナという誰もが未体験の特殊な状況への対策として執筆されており、ある意味、この新型コロナ禍を生き抜くためのサバイバル書とも言える一冊なのです。

新型コロナの感染を避けるための対策は、テレビやラジオ、新聞や週刊誌などが、もう1年以上も同じ呼びかけを繰り返して来ましたので、あたしたちは、すでに耳にタコができています。しかし、その一方で、新型コロナによって社会の見えない部分がどのように変化し始めたのか? 権力者たちが新型コロナを利用して何を目論んでいるのか? こうした問題は、あたしたちの日々の話題や議論の俎上に上がることすらなく、地殻の下のマグマのように不気味に動き続けているのです。

その地殻に、秋嶋亮さんが情報収集力と分析力という強力な重機で穴を穿ち、多くの人々が知ることのなかった「新型コロナ禍の闇」を白日の下に引きずり出したのが、今回のシリーズ第3弾『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ~17歳から始める反抗するための社会学~アウトブレイク』(白馬社)なのです。もともと長いタイトルのシリーズですが、今回は、さらに「アウトブレイク」という言葉が添えられています。これについて、秋嶋亮さんは「まえがき」の中で次のように述べています。

「題名に添えたアウトブレイクとは『勃発する』という意味だが、これはパンデミックの発生とともに、我々の生存を脅かす事件の噴出を示唆しており、時代の凶兆を告げるシンボリックな言葉だと捉えて頂きたい。」

この一文からも分かるように、秋嶋亮さんは、新型コロナという感染症そのものではなく、感染拡大という状況下で「勃発する」であろう事件こそが、あたしたちの生死に関わることになるかもしれないと警鐘を鳴らしています。そして、本文では、新型コロナ禍ですでに起こり始めている問題から、今後、起こりうるであろう問題まで、社会学的視点から1つずつ明らかにしています。

東日本大震災で原発事故の起きた福島県では、震災そのものの犠牲者よりも、震災後の長引く避難生活の中で亡くなった「震災関連死」の犠牲者のほうが多くなってしまいました。これは行政の責任ですが、現在の新型コロナでも、このまま状況が悪化し続ければ、将来的には感染以外の原因による死者のほうが多くなってしまうかもしれません。すでに入院希望者の大半が病床不足で入院できず、自宅で亡くなる人が増加し続ける中、感染していない人々にも生存の危機が迫っているのです。

この未知の状況を生き抜くためには、まず、自分の知らないところで何がどのように動いているのかを正確に把握し、近い将来に起こる可能性のある危機をいち早く推測しておくことが重要です。そして、その水先案内人となりうるのが、表紙に露草のように美しいブルーで「OUTBREAK」と印刷された本書、『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ~17歳から始める反抗するための社会学~アウトブレイク』(白馬社)なのです。興味を持たれた人は、ぜひお読みください。

『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへOUTBREAK(アウトブレイク)』

刊行記念対談

『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ OUTBREAK(アウトブレイク)』の刊行を記念し、㈱白馬社社長・西村孝文(以下西村)と秋嶋亮(以下秋嶋)の対談を掲載いたします。

西村: この度は新刊書のリリースおめでとうございます。

秋嶋: ありがとうございます。

西村: 今回は「ニホンという滅び行く国」のシリーズ第三作目となりますが、このシリーズを書こうと思ったいきさつをお聞かせ下さい。

秋嶋: 本当に日本という国が滅びる寸前だからです。だからその原因と、経緯と、仕組みを誰にでも分かるように本にしようと思ったわけです。「若い君へ」と題したのは次世代に希望を託す思いとともに、若々しい柔軟な感性を持つ人たちに読んで欲しいという願いを込めています。ガチガチに出来上がった脳が現実を受け入れることはできないのです。

西村: 日本が「滅び行く国」になった主たる原因の一つがグローバリズムですよね。

秋嶋: これはもうはっきり外資による植民地支配と言っていいでしょう。つまり自由貿易や、戦略特区や、民営化の枠組みで主権が骨抜きにされている。そうやって本来国民の所得や、福祉や、医療や、教育に流れるはずのおカネが外国に奪われ、みんなドンドン貧しくなっている。でもなぜそうなるのかは殆ど知られていない。それどころかモボクラシー(衆愚主義)が徹底されて、そんなことに関心すら抱かなくなっている。だから複雑な金融経済や支配の仕組みを、子どもでも分かるように書こうと思ったわけです。

西村: みんな不満を抱えていますが、自民党が無能だから悪くなったんだ、政権が交代すれば良くなるんだ、くらいに思っていますからね。

秋嶋: そもそも国民は「政治がない」ことを理解していないわけです。政治家を使い走りにするようなメタ的な権力があって、国会なんてものは形式的な承認機関に過ぎない、ということが分かっていない。ちょっと難しい言い方をすれば、みんなトランスナショナル・ポリティクス(国境を跨ぐ超越的な支配)について無知なのです。

西村: 実際に法律の9割以上は、国会議員が作る議員立法ではなく、官僚が作る内閣立法ですからね。そしてその原案の多くが米国や外資の連合から出てきているわけです。

秋嶋: だから中学生でもそんな構造を理解できるように書いたのが「ニホンという滅び」シリーズなのです。

西村: なぜ分析の枠組みとして社会学を採用されたのでしょうか?

秋嶋: あまりにも複雑化して民衆の理解を超えた状況を「認知閾」と言いますが、今の日本がまさにそのような状況です。これを読解するには社会学をフレームワークにするしかないわけです。僕の言う社会学とは政治学、経済学、心理学、哲学などの諸学を統合した学知という意味です。「総合格闘技的なアカデミズム」と言ってもいいでしょう。もっとも、そこら辺りのコムズカシイ頭が痛くなるような話を誰にでも分かりやすく書いていることが「ニホンという滅び」シリーズの肝なのですが。

西村: ところで新刊タイトルのOUTBREAKという言葉ですが、これは「疫病の発生」や「大事件の勃発」という意味ですよね。ずばりコロナ禍を示す言葉と解釈してよろしいのでしょうか?

秋嶋: そうです。今回はコロナ禍を基軸に現代ニホン論を再構成してみようと思ったわけです。

西村: 秋嶋さんはコロナ禍の発生当初から、それがショック・ドクトリンだという見解でしたよね。

秋嶋: 現にコロナのドサクサに紛れて、種苗法が改悪され、RCEPなどの超ヤバい条約が締結され、国民監視やSNS規制の法案がドンドン成立していますからね。

西村: 水道の民営化も進められているし、つい先日は改憲の前措置となる国民投票法も成立しています。このままだと、あっさり憲法も改正されるでしょう。

秋嶋: マスコミによってコロナが最も重大な問題だと「議題設定」されているわけですよ。しかしその裏では国民が知ったら卒倒するようなことが進められている。これはもう典型的なショック・ドクトリン(惨事便乗型政治)の手法ですよ。ディザスター・キャピタリズム(災害資本主義)とも言いますが、いずれにしろ、コロナが巨大な煙幕となり、トンでもないことが隠されているわけです。

西村: 福島原発事故も日本が「滅び行く国」になった重大原因の一つですよね。そしてコロナ禍の混乱の中で汚染水が放出され、放射性物質を含む除染土が農地などに再利用されようとしています。

秋嶋: 3.11から10年になりますが、原発事故は収束するどころかますます酷くなっていますからね。放射線が原因と見られる病気も増えています。それなのに情報が統制されて何が起きているか全く知らされていない。日本はすでに北朝鮮なみの検閲国家と化しているわけです。被災者が棄民されている現状からすれば、人治国家化していると言ってもいい。新著ではそこら辺りについても綴っています。

西村: その意味で日本はすでにファシズム化しているのかもしれません。

秋嶋: 「ファビア・ファシズム」という言葉がありますが、日本はファシズムの少し前の段階にあると思います。これがさらに進むと完全なファシズムになります。先ほど国民投票法の話が出ましたが、これは自公政権に立憲民主と国民民主が協力して成立したわけです。信じられますか? 立憲主義を看板に掲げる野党第一党が憲法改正で与党に協力しているわけですよ。つまり、すでに国会は事実上の一党独裁体制にあるわけで、昭和の大政翼賛会と大差ありません。

西村: 現実として野党が改憲で与党に協力しているわけですから反論できませんね。

秋嶋: 与党と野党のコラボ(癒着)も新著のテーマです。しかし、これは僕の臆説や持論ではなく、「ヘゲモニー政党制」とか「原子化された多党制」とか「非競合的政党制」という社会学で実証された概念であるわけですよ。言い換えると、僕は主張を綴ったのではなく、現状を分析しただけなのです。

西村: なるほど。新著は現代日本のファシズム論でもあるわけですね。

秋嶋: ファシズムが樹立されてからでは手遅れなのです。だから我々作家はそれが兆候として認められた段階で声を上げなくてはならない。しかしすでにデジタル庁が発足し、個人情報をマイナンバーに紐付けすることを構想している。中国政府と技術提携し(中国で導入されている監視システム)ECU911を模倣する形で国民を監視しようとしている。そうなると、日本はウイグルや香港のようになって、国民は反対の声を上げることすらできなくなるでしょう。

西村: そんなことがコロナ騒動の裏で進められているわけだ。おそらくワクチン・パスポートも監視の道具として使われるでしょうね。

秋嶋: それについても新書で述べていますが、コロナ禍を契機として、「デジタル・パンプティコン」とか「アッサンブラージュ」とか「デジタル・ファシズム」などという言葉で表される超現代的な監視体制が、世界規模で構築されようとしているのです。

西村: そう考えると、やはりコロナ禍は民主政を廃止するための道具として用いられている。ダヴォス(超富裕者)階級が理想とする世界を実現するための手段として使われていることに間違いありませんね。

秋嶋: 実は、コロナ禍が始まる1年位前から、製薬企業や検査機器メーカーの株が同時に上昇しているのですよ。つまりコロナ禍は事前に計画されていたとしか考えられないフシがあるわけです。現実として投資家たちはインサイダーによって莫大なカネを稼いでいますからね。

西村: 一般市民が倒産や失業で苦しむ一方で、富裕層は途方もない富を得ているわけだ。いわゆるパンデミック・プロフィティアーズ(疫病の流行でボロ儲けする者たち)です。

秋嶋: 自粛要請でホテルや旅館や飲食店が倒産ラッシュでしょ? その跡地や建物を外資が安値で買って利益を上げている。こういうのをアセット・トランスファー(資産移転)と言いますが、やはり金融経済の視点から検証しなければ、コロナ禍の本質は分からないわけですよ。

西村: ワクチン問題についてはいかがですか?

秋嶋: 製薬企業がアメリカの議会でどのようなロビー(政界工作活動)をしているか、そこで決定されたことが日本の議会にどう下達されるか、という点を綴っています。

西村: 結局ワクチン接種も外圧によるわけですね。

秋嶋: 政府も各国で副反応や重大な事故が起きていることを百も承知しているわけです。しかし日本のような主権を持たない国は独自で意思決定できない。「新帝国主義的」という枠組みの中で、粛々と命令を受け入れるしかない、ということです。

西村: そんなことを全く報じないマスコミの責任は大きいですね。

秋嶋: そこら辺りの事情も詳しく書いています。世界最初の新聞社がイギリス王室の所有だったとおり、マスコミは発生の当初から支配の道具なのです。だから元々彼らは民衆の側ではなく権力の側に立っています。まして日本の場合、キー局の大半が電波法に違反して外資化していますから、ビッグファーマ(多国籍製薬企業)の不利益になることを報道できるはずもありません。

西村: それにしても日本が滅びる要素は重複していますね。それは一つや二つではなく、幾重にも折り重なって日本を滅ぼそうとしている。

秋嶋: おっしゃる通りです。自由貿易による主権の廃絶、経済特区による都市の租界化、派遣制度による勤労者の奴隷化、新自由主義による福祉・医療の解体、原発事故による被害の拡大などのマルチ・ハザード(重複する危機)によって日本は滅びようとしています。

西村: 「ニホンという滅び行く国」というタイトルは、まさに現実を突きつけているわけだ。

秋嶋: 戦後の僅か70数年の間でも、毎年2つくらいの国が消滅しています。国家の消滅は決して特異な現象ではなく、いつでも起こり得ることなのです。

西村: 日本の滅びを回避する方法はあるのでしょうか?

秋嶋: とりあえず現実を知ることですね。何が起きているのか、なぜそうなるのか、しっかり理解することです。そしてそのためには、それが何であるのかを明確に言語化しなくてはなりません。もっと言うと、現象を明瞭に語彙化して、観念を突き止めなければならないのです。

西村: 確かにヒトは言葉の範囲内でしか思考できません。逆に言うと言語化できないことは思考できないわけだ。今回も1ページ読み切りで、各ページの記述をジャーゴン(社会学や政治学、心理学や経済学などの用語)で括るという構成ですが、それは現象の語彙化(観念化)を狙ったものだったのですね。

秋嶋: その通りです。これは「名辞」とも言いますが、そうやって語彙(観念)を獲得して思考をクリアにするわけです。

西村: ゴチャゴチャしたことを一語に言い表せるとスカッとしますよね。(笑)

秋嶋: 「これ、これ! オレが考えていることはこれなんだよ!」みたいな。(笑)要するにこの本は「思っているけど言葉にできないもどかしさを解消する本」であるわけです。

西村: ちなみにタイトルの「若い君」というのは決して未成年や20代という意味ではないですよね。

秋嶋: そうです。みずみずしい感性、学ぶ意欲、反抗する気概があれば80歳だって若い。それを失ってしまえば30歳でも老人です。

西村: 結局ニホンが「滅び行く国」になるかどうかは、我々一人一人の在り方にかかっているわけですね。暗黒が広がる厳しい状況ではあるけれど、まだ可能性の目はあるわけだ。

秋嶋: 現実を直視できる人間がどれだけ増えるか、にかかっているでしょうね。だから僕も絶望しません。文豪・開高健の言葉の通り「書く者は絶望しない」のです。

西村: ありがとうございました!

ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへOUTBREAK(アウトブレイク)


ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへOUTBREAK(アウトブレイク)
17歳から始める反抗するための社会学

秋嶋 亮
定価1650円(本体1,500円+税10%)

新論壇のカリスマが放つシリーズ第三弾刊行!
「この国は虚構(コロナ)で解体されファシズム化する」
自由貿易による主権の廃絶、経済特区による都市の租界化、派遣制度による勤労者の奴隷化、新自由主義による福祉・医療の解体、原発事故による被害の拡大……今や破滅要因が重層化し、私たちの国は大崩壊の途上にあるのだ。本書はコロナ禍がこの現実を不明にし、弾圧体制を完成せしむる巨大な虚構であることを激しく告発する。

目次
第1章 虚構(コロナ)が世界を解体する
第2章 それでも「政治が在る」と信じるのか
第3章 この災禍から目を逸らしてはならない
第4章 メディアが創る仮想現実の檻の中で
第5章 残酷な世界の現実から見える私たちの未来

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いつ死んでも大往生 覚悟はよろしいか――葬式坊主からの伝言

日野英宣

「人はいつどこで死ぬかわからない」からこそ、『死」を乗り超えていく「伝統仏教の智慧」に耳を傾け、道を開いていかねばならない――工学博士号をもつ異色の僧侶が説く生老病死を超えていく世界とは。

◎内容目次
序 章 関係的存在
第一章 現代の課題
第二章 彷徨う人生
第三章 自然の摂理
第四章 求道の歩み
第五章 救いの世界

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『選択本願念仏集』の論理と構造―法然の集合論―

西山学会『選択集』研究会

日本仏教の革命者とも評される法然の唯一の著作である『選択本願念仏集』を、集合論の援用によってその思想構造を明らかにしようとする画期的な論考で、その斬新さは豊富に挿入されている図版からもうかがえる。『選択集』研究に新しい地平を開いた本として注目される。

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『きっこのメルマガ』で紹介されました

『きっこのメルマガ』で『北朝鮮のミサイルはなぜ日本に落ちないのか—国民は両建構造(ヤラセ)に騙されている』が紹介されました

日本のネット言論の先駆けであり、ブログ界きっての論客きっこさんがこのほど
重版した『北朝鮮のミサイルはなぜ日本に落ちないのか—国民は両建構造(ヤラ
セ)に騙されている』のレビューを執筆して下さいました。
以下は『きっこのメルマガ 第88号』で配信されたものです。ご厚意により弊社
HPでの転載を許可して頂いた次第です。
この場を借りまして、筆者、広報担当共々、きっこさんに厚く御礼を申し上げま
す。

『きっこのメルマガ』第88号

約3カ月前、6月17日配信の第75号のこのコーナーで、あたしの名言(迷言)も取
り上げられている秋嶋亮さんの『略奪者のロジック 超集編 〜ディストピア化す
る201の言葉たち〜』(白馬社)という書籍を紹介させていただきました。今回
は、秋嶋亮さんの別の書籍に重版が掛かりましたので、また紹介させていただき
ます。

今回、重版されたのは、2018年6月に刊行された秋嶋亮さんの『北朝鮮のミサイ
ルはなぜ日本に落ちないのか 〜国民は両権権造(ヤラセ)に騙されている〜』
(白馬社)という書籍です。このタイトルを見ただけで、どのような内容なのか、
ある程度は想像できたかもしれませんが、たぶん、その想像を遥かに凌駕した内
容だと思います。あたしの場合は、そうでした。

これまでの第2次安倍政権では、安倍首相に何か疑惑が浮上して内閣支持率が下
がり始めると、抜群のタイミングで北朝鮮がミサイルを発射し、安倍首相が記者
会見をひらいて勇ましいセリフを連呼し、リーダーシップをアピールして支持率
を回復させる‥‥というのが定番でした。

もちろん、すべては「単なる偶然」なのでしょうが、あまりにも同じパターンが
繰り返されるため、一部では「安倍首相が金正恩にカネを払ってミサイルを発射
してもらってる」などという陰謀論まで囁かれていました。しかし、これは本当
に陰謀論だったのでしょうか? 秋嶋亮さんの『北朝鮮のミサイルはなぜ日本に
落ちないのか』では、「現実の迷宮へようこそ。」で始まるプロローグの冒頭に、
次のように書かれています。

「本書は時代のリテラシー(読解力)を圧倒するものであり、おそらく陰謀論だ
の電波系だのと謗(そし)られ、挙句にトンデモ説として一蹴されるのだろう。
しかし現実として「北朝鮮のミサイルは日本に落ちない」のだ。そして今後も
「北朝鮮のミサイルは日本に落ちない」のであり、新聞やテレビがどれほど脅威
を煽ったところで「北朝鮮のミサイルは日本に落ちない」のである。」

こうした書き出しなので、この冒頭部分しか読まなければ、この通りに「陰謀
論」で「電波系」で「トンデモ説」が書き連ねてあるのだろうと思い、「読むに
値しない本」だと判断してしまうかもしれません。しかし、あたしの場合は、わ
ずか4ページのプロローグを読んだだけで、この思い込みは一気に逆転し、早く
本章が読みたくてページをめくってしまったのです。

この本は、簡単に言えば「北朝鮮のミサイルは日本に落ちない」という仮説を立
て、その仮説を証明して行くという内容です。しかし、とにかく秋嶋亮さんの圧
倒的な情報量と精密な分析力が素晴らしく、まるで刑事コロンボが犯人を追い詰
めて行くような、まるで藤井聡太二冠が難問の詰将棋を解いて行くような、そん
な面白さがあります。

これまでの安倍政権は「北朝鮮のミサイルが日本に飛んで来る」として毎年の防
衛予算を増やし続けて来ました。そして、菅政権に代わった直後の9月21日、防
衛省は2021年度予算の概算要求で、またまた過去最大の5兆4000億円超を計上し
ました。新型コロナウイルス対策などで歳出が膨らむ中、このまま防衛予算を増
やし続けて行くことが本当に日本国民のためになるのか、この本を読むと、納得
の行く答えに辿り着くことができるかもしれません。

秋嶋亮さんの『北朝鮮のミサイルはなぜ日本に落ちないのか 〜国民は両権権造
(ヤラセ)に騙されている〜』(白馬社)は、「1700円+税」とちょっと値段が
高いですが、それ以上の内容と情報量、そして、読み物としての面白さもありま
す。興味を持たれた人は、ぜひ読んでみてください。

重版出来!

『北朝鮮のミサイルはなぜ日本に落ちないのか—国民は両建構造(ヤラセ)に騙 されている』

秋嶋 亮(旧名・響堂雪乃)
四六判 定価(本体1700円+税)

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