新刊『日本人が奴隷にならないために』が「きっこのメルマガ」で紹介されました

日本のネット言論の先駆けであり、ブログ界きっての論客として知られるきっこさんが『日本人が奴隷にならないために―絶対に知らなくてはならない言葉と知識―』のレビューを執筆して下さいました。以下は『きっこのメルマガ 第213号』 で配信されたものですが、ご厚意により弊社HPでの転載を許可して頂いた次第です。この場を借りまして、筆者、広報担当共々、きっこさんに厚く御礼を申し上げます。

以下、『きっこのメルマガ』掲載文より

【ブックレビュー】

待ちに待った秋嶋亮さんの新刊『日本人が奴隷にならないために – 絶対に知らなくてはならない言葉と知識 – 』(白馬社)が、いよいよ5月10日に発売されます!‥‥というわけで、あたしは秋嶋さんからご献本いただいたので、ひと足先に読ませていただきましたが、これは凄い!本当に凄いです!

今回の新刊『日本人が奴隷にならないために』は、ベストセラー『無思考国家 – だからニホンは滅び行く国になった – 』(白馬社)の続編という位置づけですが、その内容たるや、あたしの愛用のビクトリノックスの十徳ナイフの如く、たった一冊で、今の日本人の多くが本能的に感じている「不安」のほぼ全てを、グローバルな視点から分析・解説してくれているのです。

世界的に見れば住みやすい国であり、他国との地続きの国境を持たない日本という島国で暮らしているからこそ、あたしたち日本人は「自国だけの平和」に甘んじて来ました。日本の自衛隊が小泉政権下でイラク戦争に派遣されても、安倍政権下で南スーダンの内戦に派遣されても、「憲法違反」だと声を挙げたのは一部の国民だけで、大多数の国民は「対岸の火事」でした。

しかし、ロシアによるウクライナ侵攻を発端に、日本にも軍靴の音が近づいて来たのです。昨年秋の臨時国会の閉会後、岸田首相は「日米安保3文書」を閣議決定だけで改訂し、日本の自衛隊の中に米軍の司令部を置くことや敵基地攻撃能力の容認を明記しました。そして、防衛費の大幅な増額を強行しました。

昨年12月28日に『徹子の部屋』に出演したタモリさんは、黒柳徹子さんから「来年2023年はどのような年になると思うか」と聞かれ、「新しい戦前になるのでは‥‥」と答えました。ふだん政治的な発言などしないタモリさんの言葉だからこそ、多くの人たちは、その重みを感じたと思います。そして、ぼんやりと感じていた軍靴の音が、一気に現実味を帯びて来たように感じたと思います。

秋嶋亮さんの新刊『日本人が奴隷にならないために』の第1章は、「戦争の時代に突入した」です。まるでタモリさんの発言に対するアンサーのようなタイトルですが、その内容は驚愕の連続です。ウクライナ戦争について、日本のマスコミは西側の立場での偏った報道しかしませんが、秋嶋さんは前後左右すべての方向から、綿密なデータと詳細な情報に基づいた分析を行なっています。そして、決して日本のマスコミが報じることのないウクライナ戦争の裏側について明記しています。

第2章は「金融が平和を解体する」、第3章は「カルトの支配は終わらない」、第4章は「理性が消失した日本の情景」、第5章は「無知による奴隷化というリアル」と、どの章のタイトルも現在の日本を的確に俯瞰しており、それぞれの章が8編から10編の細かいテーマに分かれています。前作『無思考国家』と同じく、白馬社の編集者が聞き手となった対話形式で、個々のテーマを簡潔に論じているため、とても読みやすく、まるでジョギングの後のキンキンに冷えた生ビールのように、腹ペコの脳みそに内容がどんどん吸収されて行きます。

今回の新刊は、ウクライナ戦争や日本の軍拡、カルト宗教や新型コロナなど、誰もが大きな問題と見ているテーマから、マイナンバーカードや昆虫食など、あまり問題視されずに着々と進められている「隠れた問題」に至るまで、今の日本人が「不安」に感じていることのほぼすべてが網羅されています。そして、そのひとつひとつが、秋嶋さんの高度な分析によって丸裸にされています。

あたしたちが何かに「不安」を感じるのは、その実体が分からないからです。ウクライナ戦争しかり、新型コロナしかり、その実体が分からないから「不安」を感じるのであって、そのメカニズムさえ分かれば「不安」を軽減することができます。そして、そのメカニズムを分かりやすく解説しているのが、この『日本人が奴隷にならないため』であり、「絶対に知らなくてはならない言葉と知識」というサブタイトルの意味するところなのです。

また、秋嶋さんの著作の看板とも言えるのが、「日本のバンクシー」と呼ばれている路上芸術家「281_Anti nuke」氏による素晴らしい表紙のイラストです。前作はピンクの表紙に可愛らしい少女のイラストでしたが、今回は黄色い表紙に金属バットを担いだ女子高生です。あたしは、1979年のアメリカ映画『The Warriors』や、「野球のバットでガキをぶん殴れ」と歌っているラモーンズの『Beat on the Brat』を連想しました。そして、この黄色い表紙が、赤信号に変わる直前のわずかな猶予時間のように感じました。

秋嶋亮さんの新刊『日本人が奴隷にならないために – 絶対に知らなくてはならない言葉と知識 – 』(白馬社)は、「1600円+税」ですが、内容はあたしが「ビクトリノックスの十徳ナイフ」に喩えたように全方向に及んでおり、何倍もの価値があると思います。その上、これほど難しい問題を取り扱っているのにも関わらず、肩の凝らないエッセイを読んでいるかのような読みやすさなのです。ぜひ、1人でも多くの人に読んでもらい、政府がひた隠しにしている真実を知ってほしいと思います。

【最新刊】日本人が奴隷にならないために―絶対に知らなくてはならない言葉と知識―

秋嶋亮

定価1600円+税10%

ベストセラー「無思考国家 – だからニホンは滅び行く国になった – 」の続編となる作品です。神権政治(宗教団体による政治支配)、緊急事態条項の加憲、マイナンバーによる監視、政党談合、報道統制など、日本人にとって今最も切実な問題を学際的に(様々な学術分野を統合した見地から)分かりやすく解説しています。またウクライナ戦争や昆虫食など、実態が殆ど報じられていない問題についても、大変高度な視点から詳しく説明しています。構成は白馬社の編集者との対話文形式ですので非常に読みやすく、政治経済の初心者にも、上級者にも、自信を持ってお薦めできる内容です。

目次

第1章 戦争の時代に突入した
第2章 金融が平和を解体する
第3章 カルトの支配は終わらない
第4章 理性が消失した日本の情景
第5章 無知による奴隷化というリアル

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『無思考国家』が「きっこのメルマガ」で紹介されました

日本のネット言論の先駆けであり、ブログ界きっての論客として知られるきっこさんが『無思考国家 だから二ホンは滅び行く国になった』のレビューを執筆して下さいました。以下は『きっこのメルマガ 第169号』 で配信されたものですが、ご厚意により弊社HPでの転載を許可して頂いた次第です。この場を借りまして、筆者、広報担当共々、きっこさんに厚く御礼を申し上げます。

以下、『きっこのメルマガ』掲載文より

【ブックレビュー】

あたしの尊敬している社会学作家、秋嶋亮さんの新刊『無思想国家』(白馬社)が、5月25日に上梓されました。秋嶋さんのご著書には、毎回のように驚かされますが、今回はすべての面において、過去最高と言っても過言ではないほどの衝撃を受けました。しかし、それは既定路線だったようです。

秋嶋亮さんのご著書は、以前、このコーナーで紹介した『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』(白馬社)という人気シリーズもお馴染みですが、実は、今回の『無思想国家』は、この人気シリーズの集大成として刊行された新刊なのです。そのため「だからニホンは滅び行く国になった」という副題が添えられており、秋嶋さんご自身も「まえがき」の冒頭で「シリーズの総括として刊行」と明言しています。

しかし、その編集形態は、シリーズとは大きく異なります。これまでのシリーズは、あたしたちが直面している数々の社会問題を1ページ1テーマで取り上げ、すべて300文字以内で簡潔に解説した上で、その問題の奥に潜む本当の問題点を可視化するという、一読で理解できる読者視点の編み方をしていました。しかし、今回の『無思想国家』は「対話形式」なのです。

白馬社編集部が聞き手となり、基本的には秋嶋さんが質問に答えるというスタイルをベースに、様々な社会問題を掘り進めています。短いセンテンスによるリズム良い応答の連続なので、一問一答とは違って、何層にも折り重なった複雑な問題も、タマネギを一枚一枚剥いて行くように解き明かしています。そして最後には、個々の問題の全容と本質が見えて来るのです。

『無思想国家』は、第1章「日本の暗黒化が止まらない」、第2章「直視すべき過去と現在と未来」、第3章「無知を自覚しないという悪」、第4章「洗脳と調教の国家」、第5章「破局の時代に突入した」という5つの大きな章に分けられています。そして、第1章から第4章まではそれぞれ8話、第5章は6話という、各話が数ページの短い対話にまとめられています。あらゆる現象を語彙化して理解を促進させるという秋嶋さんの手法と、簡潔な受け答えが相まって、とても分かりやすくサクサクと読み進められました。

秋嶋亮さんの持ち味と言えば、膨大な資料やデータをもとに、世の中のカラクリの裏の裏まで明らかにしてしまう分析力と洞察力です。しかし、だからこそ、時には常人の想像力の及ばない突飛とも思える言説、一見、陰謀論とも思えるような言説に至ってしまうこともあります。

たとえば、今回の『無思想国家』の第1章の中には「知られざるナチスとワクチンの関係」という対話があります。著者名を知らせずに、このタイトルだけを聞かせた場合、たぶん何割かの人は「陰謀論なのでは?」と疑心暗鬼になると思います。しかし、実際に読んでみると、すべて事実のみを積み重ねるというシンプルな手法で、治験も終えていない新型コロナワクチンの接種を子どもにまで推し進めた為政者の目論見が、白日の下に晒されているのです。

秋嶋亮さんの新刊『無思想国家』(白馬社)は、今、あたしたちが向かい合っている数々の社会問題、ほぼすべての実体を明らかにしている必読書です。たとえば、あたしたちがこれほど苦しんでいる新型コロナも、自民党政権にとっては「渡りに船」なのです。自民党政権が新型コロナを利用して、さらなる搾取や支配を進めている事実が、理論立てて解説されています。

あたしは、この一冊を読み終えた時、これまで決して完成することのなかった脳内の複雑なジクソーパズルが、最後の1ピースまでピタリと嵌ったような、とてもスッキリした気分になりました。どの対話も「なるほど!」の連続で、頭の中の靄(もや)が晴れ渡りました。税別1700円ですが、倍以上の価値がある一冊なので、今夏の参院選に向けて、ぜひ一人でも多くの人に読んでほしいと思います。

『無思考国家―だからニホンは滅び行く国になった―』刊行記念対談


※新刊のリリースを記念し白馬社社長・西村孝文と社会学作家・秋嶋亮の対談を公開します※

西村:それにしても、腹にズシリとくるタイトルですね。

秋嶋:ありがとうございます。

西村:早速ですが、内容をざっと紹介して頂けますか?

秋嶋:新著は「ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ」シリーズの締め括りとなる作品です。多国籍企業支配(グローバリゼーション)、政治談合、コロナ禍、ワクチン、原発事故、財政破綻、改憲、国民搾取、言論統制、ネット監視、戦争国家化など、我々が直面する喫緊の問題について徹底的に検証しています。また過去作品には「解決策が記されていない」と批判が寄せられましたので、今回は具体的にどう対処すべきなのかマニフェスト形式でソリューションを綴っています。もっとも実行に移すとなると、簡単ではありませんが。

西村:秋嶋さんの文章はとても難しいと言われていますが(笑)、今回は弊社の編集者との対話文形式なので、とても読みやすいですね。一文一文が口語で簡潔にまとめられているので、これなら(スマホに馴染んで)長文が読めなくなった人でも大丈夫でしょう。

秋嶋:ご覧の通り装丁はビビッド・ピンクという学術書にあるまじきデザインですが、これは政治や経済の本に馴染みが薄かった女性や若年世代が手に取るきっかけになればと思ってのことです。と言うのは、一連の社会改革によって最も犠牲になっているのがこの層なのです。だから、なぜ自分たちがこれほど苦しむのか、なぜこれほど搾取されるのか、その構造や仕組みを理解して頂きたいのです。

西村:このところ貧困や自殺などの問題が深刻化しています。ワ〇〇○の被害も広がっている。しかし、なぜこれほどまでに国民が虐げられるのか、これまで世界的な経済や金融の枠組みから解明されていなかった。

秋嶋:そのような極めて複雑な問題を、誰にでも分かりやすく書き記すことが、今回の執筆の最大の課題だったわけです。

西村:しかも的確なジャーゴン(学術用語)で一つ一つの出来事を丁寧に観念化している。これほど語彙(ことば)が充実した本は他にないでしょう。

秋嶋:その意味において、これは社会学書であると同時に哲学書でもあるわけです。哲学とは物事や現象を明確な言葉に表す学問です。言葉があやふやだと、認識や理解もあやふやになりますからね。だから簡潔な一語で示すことが重要なのです。「はじめに言葉ありき」なのです。そこが全ての出発点なのです。

西村:新著は日本を分析する書籍の中では、おそらく最高レベルのものでしょう。とてつもなく高度で深淵だけれど誰にでも理解できる。高齢者にも、未成年者にも、初心者にも、専門家にも、研究者にもお薦めできる内容です。

秋嶋:そう言って頂けると何よりです。

西村:それにしても本書で取り上げられた問題は一刻の猶予もないことばかりです。中でも改憲案に示された緊急事態条項は重大な問題です。これが成立してしまうと、日本はあっという間にファシズム化してしまう。それなのにマスコミはこれを全く取り上げようとしない。現に一般国民はこのような問題があることすら知りません。リテラシーの高い一部の人たちが事の重大さに気づいて、ツイッターなどで互いに情報を持ち寄り、取り沙汰しているだけです。

秋嶋:しかし今ではSNSも政治工作の場と化しています。つまりSNS住民たちも巧妙に認知操作されているわけです。

西村:確かにこのところ、SNSの反政府の人たちが、あたかも自公の政策を支持するような発信をするという奇妙なことが起きています。差し障りがあるので、あえて具体的には言いませんが。

秋嶋:インターネット・ミームとか、ミーム・プレックスという言葉があります。これは要するに、ネットで伝言ゲームのように繰り返されている言葉や概念が、全く裏付けが無いにもかかわらず、事実や常識として定着するという現象です。

西村:まえがきの中に出てくる「常套句の中の議論」とはそれを批判した言葉なのですね。

秋嶋:その通りです。自分の頭で考え、自分の言葉で話しているつもりでも、実は支配層に与えられた常套句(ストック・フレーズ)を口にしているだけなのです。

西村:支配層はそれを上手く利用しているわけですね。

秋嶋:反政府の人たちが金科玉条のように唱えている言葉の多くが、実は政府側から流布された誤謬(間違って認識するように仕向ける言葉)なのです。そうやって反政府の人たちは政府側に回収されているわけですが、それを自覚していない。「オレは大丈夫だ」とか「私はよく分かっている」と思っている人ほど実際はそうではないのです。新著はその誤謬(ウソ)を一つ一つ解説して、「いかに騙されているのか」を証明的に記述することを主眼に置いているわけです。

西村:しかし、自分が絶対だと信じていることが嘘だという現実を突きつけられるのはキツイ。これには相当な反発があるでしょうね。

秋嶋:社会学とは「常識を解体する学問」なのです。絶対の真理や事実とされていることが、実は全くそうではないのだと、論理を事実に突き合わせ、提示することが仕事なわけです。もっと簡単に言うと、社会学とは「世の中のウソを暴く学問」なのです。

西村:その意味において、『無思考国家』を読むには、覚悟が問われますね。

秋嶋:人間というのは、自分の信念を覆す事実を突きつけられた時にどう振る舞うかで分かるのです。

西村:都合の悪いことを聞かなかったこと、読まなかったことにして片付けるのか、それとも無知を自覚して、現実の複雑さに耐えて、成長や覚醒を目指すのか、二つに分かれるわけですね。

秋嶋:映画「マトリックス」で、モーフィアスがネオに青と赤のピルを差し出すシーンがありますよね。青いピル(幻想薬)を飲めば、これまでと変わりなく、安穏と仮想現実の中で暮らすことができる。でもそれは奴隷の生から目を背けるための幻覚に過ぎない。これに対し、赤いピル(現実薬)を飲めばリアル世界と対峙し、戦場のような日々を生きることになる。でもそれは人間として生きる実存の痛みなのです。「貴方はどちらを選ぶのか?」ということです。

西村:これほど酷い状況になれば、仮想現実に逃げ込んだところでどうにもなりません。「だったら現実と向き合ってやろうじゃないか!」と私は思います。おそらくこの対談を読んでいる方々も同じ気持ちでしょう。

秋嶋:我々は紛れもなく戦後最大の危機を迎えています。しかし現実を直視する機運が高まり、知的反抗が広まるとしたら、この危機を乗り越え、暗黒状況を変えることができるかもしれません。新著にはそんな思いを込めているのです。

西村:ありがとうございました。一人でも多くの方が読んでくれることを期待しております!

無思考国家 だから二ホンは滅び行く国になった

秋嶋 亮

四六判 定価1870円(本体1700円+税10%)

「ニホンという滅び行く国生まれた若い君たちへ」シリーズの締め括りとなる作品です。

多国籍企業支配(グローバリゼーション)、政治談合、コロナ禍、ワクチン、原発事故、財政破綻、改憲など、我々が直面する喫緊の問題について、徹底的に検証しています。

おそらく日本を分析する書籍の中では最高レベルのものでしょう。過去作品には「解決策が記されていない」と批判が寄せられましたので、今回はマニフェスト形式で、具体的にどう対応すればいいのかソリューションを綴っています。また筆者の文章はとても難しいと言われていますが、本書は白馬社の編集者との対話文形式なので、とても読みやすく仕上がっております。

高齢者にも、未成年者にも、初心者にも、専門家にも、自信を持ってお薦めできる内容です。

目次

第1章 日本の暗黒化が止まらない

第2章 直視すべき過去と現在と未来

第3章 無知を自覚しないという悪

第4章 洗脳と調教の国家

第5章 破局の時代に突入した

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アマゾンの発売日は5月23日です。

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