【最新刊】日本人が奴隷にならないために―絶対に知らなくてはならない言葉と知識―

秋嶋亮

定価1600円+税10%

ベストセラー「無思考国家 – だからニホンは滅び行く国になった – 」の続編となる作品です。神権政治(宗教団体による政治支配)、緊急事態条項の加憲、マイナンバーによる監視、政党談合、報道統制など、日本人にとって今最も切実な問題を学際的に(様々な学術分野を統合した見地から)分かりやすく解説しています。またウクライナ戦争や昆虫食など、実態が殆ど報じられていない問題についても、大変高度な視点から詳しく説明しています。構成は白馬社の編集者との対話文形式ですので非常に読みやすく、政治経済の初心者にも、上級者にも、自信を持ってお薦めできる内容です。

目次

第1章 戦争の時代に突入した
第2章 金融が平和を解体する
第3章 カルトの支配は終わらない
第4章 理性が消失した日本の情景
第5章 無知による奴隷化というリアル

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『無思考国家』が「きっこのメルマガ」で紹介されました

日本のネット言論の先駆けであり、ブログ界きっての論客として知られるきっこさんが『無思考国家 だから二ホンは滅び行く国になった』のレビューを執筆して下さいました。以下は『きっこのメルマガ 第169号』 で配信されたものですが、ご厚意により弊社HPでの転載を許可して頂いた次第です。この場を借りまして、筆者、広報担当共々、きっこさんに厚く御礼を申し上げます。

以下、『きっこのメルマガ』掲載文より

【ブックレビュー】

あたしの尊敬している社会学作家、秋嶋亮さんの新刊『無思想国家』(白馬社)が、5月25日に上梓されました。秋嶋さんのご著書には、毎回のように驚かされますが、今回はすべての面において、過去最高と言っても過言ではないほどの衝撃を受けました。しかし、それは既定路線だったようです。

秋嶋亮さんのご著書は、以前、このコーナーで紹介した『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』(白馬社)という人気シリーズもお馴染みですが、実は、今回の『無思想国家』は、この人気シリーズの集大成として刊行された新刊なのです。そのため「だからニホンは滅び行く国になった」という副題が添えられており、秋嶋さんご自身も「まえがき」の冒頭で「シリーズの総括として刊行」と明言しています。

しかし、その編集形態は、シリーズとは大きく異なります。これまでのシリーズは、あたしたちが直面している数々の社会問題を1ページ1テーマで取り上げ、すべて300文字以内で簡潔に解説した上で、その問題の奥に潜む本当の問題点を可視化するという、一読で理解できる読者視点の編み方をしていました。しかし、今回の『無思想国家』は「対話形式」なのです。

白馬社編集部が聞き手となり、基本的には秋嶋さんが質問に答えるというスタイルをベースに、様々な社会問題を掘り進めています。短いセンテンスによるリズム良い応答の連続なので、一問一答とは違って、何層にも折り重なった複雑な問題も、タマネギを一枚一枚剥いて行くように解き明かしています。そして最後には、個々の問題の全容と本質が見えて来るのです。

『無思想国家』は、第1章「日本の暗黒化が止まらない」、第2章「直視すべき過去と現在と未来」、第3章「無知を自覚しないという悪」、第4章「洗脳と調教の国家」、第5章「破局の時代に突入した」という5つの大きな章に分けられています。そして、第1章から第4章まではそれぞれ8話、第5章は6話という、各話が数ページの短い対話にまとめられています。あらゆる現象を語彙化して理解を促進させるという秋嶋さんの手法と、簡潔な受け答えが相まって、とても分かりやすくサクサクと読み進められました。

秋嶋亮さんの持ち味と言えば、膨大な資料やデータをもとに、世の中のカラクリの裏の裏まで明らかにしてしまう分析力と洞察力です。しかし、だからこそ、時には常人の想像力の及ばない突飛とも思える言説、一見、陰謀論とも思えるような言説に至ってしまうこともあります。

たとえば、今回の『無思想国家』の第1章の中には「知られざるナチスとワクチンの関係」という対話があります。著者名を知らせずに、このタイトルだけを聞かせた場合、たぶん何割かの人は「陰謀論なのでは?」と疑心暗鬼になると思います。しかし、実際に読んでみると、すべて事実のみを積み重ねるというシンプルな手法で、治験も終えていない新型コロナワクチンの接種を子どもにまで推し進めた為政者の目論見が、白日の下に晒されているのです。

秋嶋亮さんの新刊『無思想国家』(白馬社)は、今、あたしたちが向かい合っている数々の社会問題、ほぼすべての実体を明らかにしている必読書です。たとえば、あたしたちがこれほど苦しんでいる新型コロナも、自民党政権にとっては「渡りに船」なのです。自民党政権が新型コロナを利用して、さらなる搾取や支配を進めている事実が、理論立てて解説されています。

あたしは、この一冊を読み終えた時、これまで決して完成することのなかった脳内の複雑なジクソーパズルが、最後の1ピースまでピタリと嵌ったような、とてもスッキリした気分になりました。どの対話も「なるほど!」の連続で、頭の中の靄(もや)が晴れ渡りました。税別1700円ですが、倍以上の価値がある一冊なので、今夏の参院選に向けて、ぜひ一人でも多くの人に読んでほしいと思います。

『無思考国家―だからニホンは滅び行く国になった―』刊行記念対談


※新刊のリリースを記念し白馬社社長・西村孝文と社会学作家・秋嶋亮の対談を公開します※

西村:それにしても、腹にズシリとくるタイトルですね。

秋嶋:ありがとうございます。

西村:早速ですが、内容をざっと紹介して頂けますか?

秋嶋:新著は「ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ」シリーズの締め括りとなる作品です。多国籍企業支配(グローバリゼーション)、政治談合、コロナ禍、ワクチン、原発事故、財政破綻、改憲、国民搾取、言論統制、ネット監視、戦争国家化など、我々が直面する喫緊の問題について徹底的に検証しています。また過去作品には「解決策が記されていない」と批判が寄せられましたので、今回は具体的にどう対処すべきなのかマニフェスト形式でソリューションを綴っています。もっとも実行に移すとなると、簡単ではありませんが。

西村:秋嶋さんの文章はとても難しいと言われていますが(笑)、今回は弊社の編集者との対話文形式なので、とても読みやすいですね。一文一文が口語で簡潔にまとめられているので、これなら(スマホに馴染んで)長文が読めなくなった人でも大丈夫でしょう。

秋嶋:ご覧の通り装丁はビビッド・ピンクという学術書にあるまじきデザインですが、これは政治や経済の本に馴染みが薄かった女性や若年世代が手に取るきっかけになればと思ってのことです。と言うのは、一連の社会改革によって最も犠牲になっているのがこの層なのです。だから、なぜ自分たちがこれほど苦しむのか、なぜこれほど搾取されるのか、その構造や仕組みを理解して頂きたいのです。

西村:このところ貧困や自殺などの問題が深刻化しています。ワ〇〇○の被害も広がっている。しかし、なぜこれほどまでに国民が虐げられるのか、これまで世界的な経済や金融の枠組みから解明されていなかった。

秋嶋:そのような極めて複雑な問題を、誰にでも分かりやすく書き記すことが、今回の執筆の最大の課題だったわけです。

西村:しかも的確なジャーゴン(学術用語)で一つ一つの出来事を丁寧に観念化している。これほど語彙(ことば)が充実した本は他にないでしょう。

秋嶋:その意味において、これは社会学書であると同時に哲学書でもあるわけです。哲学とは物事や現象を明確な言葉に表す学問です。言葉があやふやだと、認識や理解もあやふやになりますからね。だから簡潔な一語で示すことが重要なのです。「はじめに言葉ありき」なのです。そこが全ての出発点なのです。

西村:新著は日本を分析する書籍の中では、おそらく最高レベルのものでしょう。とてつもなく高度で深淵だけれど誰にでも理解できる。高齢者にも、未成年者にも、初心者にも、専門家にも、研究者にもお薦めできる内容です。

秋嶋:そう言って頂けると何よりです。

西村:それにしても本書で取り上げられた問題は一刻の猶予もないことばかりです。中でも改憲案に示された緊急事態条項は重大な問題です。これが成立してしまうと、日本はあっという間にファシズム化してしまう。それなのにマスコミはこれを全く取り上げようとしない。現に一般国民はこのような問題があることすら知りません。リテラシーの高い一部の人たちが事の重大さに気づいて、ツイッターなどで互いに情報を持ち寄り、取り沙汰しているだけです。

秋嶋:しかし今ではSNSも政治工作の場と化しています。つまりSNS住民たちも巧妙に認知操作されているわけです。

西村:確かにこのところ、SNSの反政府の人たちが、あたかも自公の政策を支持するような発信をするという奇妙なことが起きています。差し障りがあるので、あえて具体的には言いませんが。

秋嶋:インターネット・ミームとか、ミーム・プレックスという言葉があります。これは要するに、ネットで伝言ゲームのように繰り返されている言葉や概念が、全く裏付けが無いにもかかわらず、事実や常識として定着するという現象です。

西村:まえがきの中に出てくる「常套句の中の議論」とはそれを批判した言葉なのですね。

秋嶋:その通りです。自分の頭で考え、自分の言葉で話しているつもりでも、実は支配層に与えられた常套句(ストック・フレーズ)を口にしているだけなのです。

西村:支配層はそれを上手く利用しているわけですね。

秋嶋:反政府の人たちが金科玉条のように唱えている言葉の多くが、実は政府側から流布された誤謬(間違って認識するように仕向ける言葉)なのです。そうやって反政府の人たちは政府側に回収されているわけですが、それを自覚していない。「オレは大丈夫だ」とか「私はよく分かっている」と思っている人ほど実際はそうではないのです。新著はその誤謬(ウソ)を一つ一つ解説して、「いかに騙されているのか」を証明的に記述することを主眼に置いているわけです。

西村:しかし、自分が絶対だと信じていることが嘘だという現実を突きつけられるのはキツイ。これには相当な反発があるでしょうね。

秋嶋:社会学とは「常識を解体する学問」なのです。絶対の真理や事実とされていることが、実は全くそうではないのだと、論理を事実に突き合わせ、提示することが仕事なわけです。もっと簡単に言うと、社会学とは「世の中のウソを暴く学問」なのです。

西村:その意味において、『無思考国家』を読むには、覚悟が問われますね。

秋嶋:人間というのは、自分の信念を覆す事実を突きつけられた時にどう振る舞うかで分かるのです。

西村:都合の悪いことを聞かなかったこと、読まなかったことにして片付けるのか、それとも無知を自覚して、現実の複雑さに耐えて、成長や覚醒を目指すのか、二つに分かれるわけですね。

秋嶋:映画「マトリックス」で、モーフィアスがネオに青と赤のピルを差し出すシーンがありますよね。青いピル(幻想薬)を飲めば、これまでと変わりなく、安穏と仮想現実の中で暮らすことができる。でもそれは奴隷の生から目を背けるための幻覚に過ぎない。これに対し、赤いピル(現実薬)を飲めばリアル世界と対峙し、戦場のような日々を生きることになる。でもそれは人間として生きる実存の痛みなのです。「貴方はどちらを選ぶのか?」ということです。

西村:これほど酷い状況になれば、仮想現実に逃げ込んだところでどうにもなりません。「だったら現実と向き合ってやろうじゃないか!」と私は思います。おそらくこの対談を読んでいる方々も同じ気持ちでしょう。

秋嶋:我々は紛れもなく戦後最大の危機を迎えています。しかし現実を直視する機運が高まり、知的反抗が広まるとしたら、この危機を乗り越え、暗黒状況を変えることができるかもしれません。新著にはそんな思いを込めているのです。

西村:ありがとうございました。一人でも多くの方が読んでくれることを期待しております!

無思考国家 だから二ホンは滅び行く国になった

秋嶋 亮

四六判 定価1870円(本体1700円+税10%)

「ニホンという滅び行く国生まれた若い君たちへ」シリーズの締め括りとなる作品です。

多国籍企業支配(グローバリゼーション)、政治談合、コロナ禍、ワクチン、原発事故、財政破綻、改憲など、我々が直面する喫緊の問題について、徹底的に検証しています。

おそらく日本を分析する書籍の中では最高レベルのものでしょう。過去作品には「解決策が記されていない」と批判が寄せられましたので、今回はマニフェスト形式で、具体的にどう対応すればいいのかソリューションを綴っています。また筆者の文章はとても難しいと言われていますが、本書は白馬社の編集者との対話文形式なので、とても読みやすく仕上がっております。

高齢者にも、未成年者にも、初心者にも、専門家にも、自信を持ってお薦めできる内容です。

目次

第1章 日本の暗黒化が止まらない

第2章 直視すべき過去と現在と未来

第3章 無知を自覚しないという悪

第4章 洗脳と調教の国家

第5章 破局の時代に突入した

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アマゾンの発売日は5月23日です。

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『二ホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへOUTBREAK(アウトブレイク)―17歳から始める反抗するための社会学』が『きっこのメルマガ』で紹介されました

日本のネット言論の先駆けであり、ブログ界きっての論客として知られるきっこさんが『二ホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへOUTBREAK(アウトブレイク)―17歳から始める反抗するための社会学』のレビューを執筆して下さいました。以下は『きっこのメルマガ 第132号』 で配信されたものですが、ご厚意により弊社HPでの転載を許可して頂いた次第です。
この場を借りまして、筆者、広報担当共々、きっこさんに厚く御礼を申し上げます。

以下、『きっこのメルマガ』掲載文より

【ブックレビュー】

秋嶋亮著『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ~17歳から始める反抗するための社会学~アウトブレイク』(白馬社)

今回は、あたしも大ファンの社会学作家、秋嶋亮さんの人気シリーズ『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』(白馬社)の第3弾「17歳から始める反抗するための社会学」が刊行されましたので、紹介させていただきます。このシリーズは、4年前に刊行された第1弾「15歳から始める生き残るための社会学」が注目され、続く第2弾「16歳から始める思考者になるための社会学」で人気シリーズとなりました。

その秘密は、卓越した分析力と独自の視点を持つ秋嶋亮さんが、時代に沿ったディープなテーマを、1ページ1コンテンツという独特のスタイルで、読みやすく、分かりやすくまとめている点にあると思います。1コンテンツが150字から200字程度の短いセンテンスに簡潔にまとめられているので、読みやすいだけでなく、こちらの理解力も高まるのです。いろいろな比喩や言い回しを駆使して長々と説明されるよりも、要点だけを簡潔にまとめて提示されたほうが分かりやすいし理解しやすい。その具体例のような優れたシリーズです。

合計201のコンテンツは、どのページも「なるほど!」の連続で、普段から疑問に思っていた様々な社会的事象が、1つずつ解けて行きます。精密に章立てしてあり、一定の法則に従って編まれていますが、1ページ1ぺージが独立したコンテンツでもあるため、仕事の空き時間などにパッとひらいたページを読む、という楽しみ方もあります。特に今回の第3弾「17歳から始める反抗するための社会学」は、新型コロナという誰もが未体験の特殊な状況への対策として執筆されており、ある意味、この新型コロナ禍を生き抜くためのサバイバル書とも言える一冊なのです。

新型コロナの感染を避けるための対策は、テレビやラジオ、新聞や週刊誌などが、もう1年以上も同じ呼びかけを繰り返して来ましたので、あたしたちは、すでに耳にタコができています。しかし、その一方で、新型コロナによって社会の見えない部分がどのように変化し始めたのか? 権力者たちが新型コロナを利用して何を目論んでいるのか? こうした問題は、あたしたちの日々の話題や議論の俎上に上がることすらなく、地殻の下のマグマのように不気味に動き続けているのです。

その地殻に、秋嶋亮さんが情報収集力と分析力という強力な重機で穴を穿ち、多くの人々が知ることのなかった「新型コロナ禍の闇」を白日の下に引きずり出したのが、今回のシリーズ第3弾『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ~17歳から始める反抗するための社会学~アウトブレイク』(白馬社)なのです。もともと長いタイトルのシリーズですが、今回は、さらに「アウトブレイク」という言葉が添えられています。これについて、秋嶋亮さんは「まえがき」の中で次のように述べています。

「題名に添えたアウトブレイクとは『勃発する』という意味だが、これはパンデミックの発生とともに、我々の生存を脅かす事件の噴出を示唆しており、時代の凶兆を告げるシンボリックな言葉だと捉えて頂きたい。」

この一文からも分かるように、秋嶋亮さんは、新型コロナという感染症そのものではなく、感染拡大という状況下で「勃発する」であろう事件こそが、あたしたちの生死に関わることになるかもしれないと警鐘を鳴らしています。そして、本文では、新型コロナ禍ですでに起こり始めている問題から、今後、起こりうるであろう問題まで、社会学的視点から1つずつ明らかにしています。

東日本大震災で原発事故の起きた福島県では、震災そのものの犠牲者よりも、震災後の長引く避難生活の中で亡くなった「震災関連死」の犠牲者のほうが多くなってしまいました。これは行政の責任ですが、現在の新型コロナでも、このまま状況が悪化し続ければ、将来的には感染以外の原因による死者のほうが多くなってしまうかもしれません。すでに入院希望者の大半が病床不足で入院できず、自宅で亡くなる人が増加し続ける中、感染していない人々にも生存の危機が迫っているのです。

この未知の状況を生き抜くためには、まず、自分の知らないところで何がどのように動いているのかを正確に把握し、近い将来に起こる可能性のある危機をいち早く推測しておくことが重要です。そして、その水先案内人となりうるのが、表紙に露草のように美しいブルーで「OUTBREAK」と印刷された本書、『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ~17歳から始める反抗するための社会学~アウトブレイク』(白馬社)なのです。興味を持たれた人は、ぜひお読みください。